リア充にもオタクにもなれない俺の青春は俺の今
この本の主人公はかなり僕に似ている。
大学時代リア充になれないことを本能的に悟っていた僕は文化系サークルに入っていたが、一年持たずに辞めてしまった。集団というものに馴染めなかったのだ。
この本のタイトルはリア充とオタクを対立構造にしているように見えるが実はそうではなく、リア充の世界もオタクの世界も社会性が求められ、同調圧力の中で折り合いをつけながら生活している集団(他者)と社会性がない主人公という対比で物語は進んでいく。
魔法や異世界は出てこないがあくまでラノベなので「こんな展開ねーよ」って話ではあるけれど、かなりリアルな描き方だと思う。
最近はアニメも見ることもなくなったけど、会社の同僚と見たことあるアニメの話になっても見たことない振りしてる僕はやはり社交性がなくて、人付き合いが下手で、オタクにもリア充にもなりきれない存在だ。